リフォームのポイント

　リフォームのポイント
Satoko Ohashi Architect and Associates

　今回のリフォームは省エネルギー対策が目的の一つでした。
外壁がコンクリートの場合、ウレタン断熱材吹き付けが有効ですが、今回は既存分譲マンションのリフォームであったため、１戸のために機械搬入すると割高になってしまい、周囲にも飛び散り、始末が悪い。そこで、外壁内側に木製タテ胴縁を取付け、その間にポリスチレン断熱材を挟み、更に化粧断熱ボードを張りました。また、床はフリーフロアの上に小根太を敷き、その間にポリスチレン断熱材を敷き詰め、無垢材フローリングで仕上げました。住宅のリフォームを個別に行う場合、小規模の工務店が請け負うことが多くなります。コストを押さえるためには、職種を増やさず、できるだけ木工事の大工手間で行えるよう工夫しました。


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